「新進工房【革職人の裏側】」(登録者数 5.17万人)よりご紹介します。
エルメスのバーキンにそっくりな、ヘンリーハイクラスのバーキンについてご存じでしょうか。
今回は、革職人目線で見た「本家エルメスとヘンリーハイクラスのバーキンのクオリティの差」、そして「エルメス公認の噂」についてご紹介します。
ヘンリーハイクラスとは
ヘンリーハイクラスは、エルメスで働いていたイタリアの職人が立ち上げたブランドの事。
「エルメスと同等の技術で作られているが、販売価格は1/10」という謳い文句で販売されていたようです。
品質に特に問題が無ければ、ヘンリーハイクラスを購入する人も多いのではないですか?
そうね
でも今は生産中止となっていて、世には出回っていないのよ
今回の動画では、18年前に購入されたというヘンリーハイクラスのバーキンを元に、本家とクオリティを比べていらっしゃいます。
レビューと比較
本家エルメスのバーキンを10点として、ヘンリーハイクラスのバーキンが何点になるのか見ていくわよ
バーキンのパーツごとに点数を出していくわ
どのくらいのクオリティ差があるのか気になります!
ハンドルの付け根は、誰でも作れる仕様になっていることから6.5/10点。
ハンドルの芯は、本来ロープ芯であるところを樹脂のようなチューブ芯にしていることから6/10点、などと評価されています。
全体としては、本物以下偽物以上のクオリティであるようです。
動画では他にも、胴とマチのつなぎや、たまという皮のつなぎ目、金具などについて職人の目線で比較・評価されています。
素人では気付けないような視点からの指摘は、驚くものばかりです。
ヘンリーハイクラスはエルメス公認?!
公認したら売り上げも落ちるし、エルメスには不利なことしかなさそうですけど…
そうなの、エルメスの価値も下がってしまいそうよね
でも実際はただの噂だったようよ
2011年にバーキンやケリーなどの商品は、立体商標として特許庁で商標登録されていたようです。
しかしヘンリーハイクラスが設立されたのは商標登録前だったため、エルメスがヘンリーハイクラスを訴えた裁判では無罪とされたとの事。
商品登録後はヘンリーハイクラスでは製造中止となっています。
本物に勝るものなし
エルメスとヘンリーハイクラスのバーキンのクオリティ、エルメス公認の噂についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
動画で度々お話しされていましたが、エルメスのバーキンはどこを見ても落ち度がないようです。
壺を飾るように、バーキンも飾っておきたいとまでお話しされていました。
偽物を掴まされないように気を付けるのじゃ
モッテルブランドバック カクニンシヨウ、ジョ
動画では、ここでは紹介しきれなかった革職人ならではの指摘が満載です。気になる方は、ぜひ動画をチェックしてみてください!