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【規格外シリーズ】ルイ・ヴィトン モノグラム ミニカルトシエール M51254

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【規格外シリーズ】ルイ・ヴィトン モノグラム ミニカルトシエール M51254

おはようございます。
コンビニのレジで前に並んでいたおばあちゃんが周囲に配慮して小声で電話をしていたのですが、スピーカーになっていたので相手の声が丸聞こえという状況に遭遇しました。
どうするのが正解だったのかわからず、ただただ笑いを堪えていた25歳webライターです。

前回に引き続き、今回紹介するバッグもそこまでやっちまってるわけではないというか、そこそこまともな規格外品となっております。

達 人

そこそこまともな規格外品ってなによ

もちろんヴィトンとしては最低な仕上がりなのですが、規格外シリーズで取り上げている子たちのなかではまあまあ・・・といった具合で「よくあるコピー品」という印象を受ける子です。

そのため、ヴィトンのニセモノを勉強したい人にピッタリな一品となっております。
どの部分がやっちまってるのか、一つ一つ確認していきましょう。

※用語紹介
・『規格外』
世の中には明らかなブランドもののコピー品が存在しますが、それを偽物だと決めることができるのはブランドの正規店や代理店のみです。
そのため、質屋やブランド買取専門店の査定員はそれらの商品を「規格外」「買取基準外」と呼びます。
・『やっちまってる』
世に出回るコピー品の中でも特にわかりやすくヤバい偽物商品を、このブログでは「やっちまってるやつ」と呼んでいます。
「あーあの子ね、なんか無免で原付乗って、タバコで停学食らったんだって?」くらいのニュアンスで捉えていただければOKです。(わかるか!)

【規格外シリーズ】ルイ・ヴィトン モノグラム ミニカルトシエール

新 人

達人!今回の子も大したことないみたいですよ!
最近のコピー品はダメダメですね!

最近のっていうわけでもないけどね
とりあえず見てみましょう

達 人

外観【LOUIS VUITTON 規格外】

まずは質感ですが、これはレザーが使用されているので規格外品としてはそこそこ良い出来に見えます。
しかしツッコミたいポイントも何点かありますね。
まず、モノグラムの柄の位置が少し左にずれてしまっています。
ヴィトンのモノグラムデザインが左右対称であることはかなり有名な話なので、この時点でやっちまってると言えますね。

中央の縫製もガタガタすぎてお話になりません。
本家のヴィトンは縫い目が斜めに、それも均一になっているはずなのでお粗末ポイントですね。
こういった目立つところで手を抜いてしまうあたりが、やっちまってると言われる所以です。

ちなみに開けてみると裏にシワができてしまうのも残念ポイントです。
シワというか、もはやちょっとした山脈みたいになってしまっています。
「そこに山があるから」とか言うような登山愛好家に見つかった日にはトゲトゲの靴で穴だらけにされてしまうことでしょう。

ここの金具の形は本物とは異なります。
こんなの2歳児がみたら小石とか枝とか突っ込まれておしまいです。
あいつら、隙があったらここぞとばかりになんでも突っ込んできますからね。

この金具も平べったい印象ですね。
本物はもっと丸みを帯びているのがやっちまってる認定です。
「ここの丸みはちょうどピッチャーマウンドくらいだよ」って散々教えてきたんですが、まだまだ浸透していないようです。
引き続き指導していかないとダメですね。

なんでそっち側の改善を試みているのよ

達 人

ここの縫製もやはり適当です。
よくみたら糸もめちゃくちゃダサいですね。
筆者が大好きなトップバリュの方が上質です。

続いて、ベルトの内側。
これはみなさんびっくりですよ。
黒い汚れみたいなのあるじゃないですか、これ、なんと刻印のスタンプらしいです。

新 人

え!2歳児がイタズラで汚したんじゃないんですか!?

あなたたち、2歳児をなんだと思ってるのよ

達 人

こういうタイプのコピー品には感動すら覚えてしまいますね。
「わたしは全然、そんな大したことないですよ。コピー品の中でも地味なタイプだから」
みたいな顔しながら、こんな意味不明な刻印押してあるんですからね。
何個もコピー品をみてきましたが、これには驚きました。
すっごく清楚系な女の子が実は8股していた、くらいの驚きです。

内側【LOUIS VUITTON 規格外】

ヴィトンのバッグは内側に刻印があります。
このバッグにも刻印はあったのですがあまりにも薄いですね。
本家はたとえバッグ自体が古くなったとしてもはっきりと文字を認識することができます。
また、刻印にあるLOUIS VUITTON の「オー」は「○(真円)」になっているはずですが、これは真円にはなっていません。
こんな初歩的な部分でツッコまれているようではコピー品業者としてまだまだ半人前と言えるでしょう。
内側の金具も平になってしまっているのでダメダメです。
もしここに何かの間違いで松岡修造がいたら「もっと高くなれよ!今日からお前は富士山だ!!」とか言って鼓舞し、金属部分を山のようにしていたでしょう。

まとめ

今回は、いわゆる「よくあるコピー品」という子を紹介してみました。
一見素材は普通に見えても一つ一つの部品が今回のように手抜きやニセモノ感のある商品はいくらでも存在します。
みなさんも、ぜひ今回勉強したポイントを本物と見比べてみてください。

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