「物販NAVI」(登録者数 6,820名)よりご紹介します。
Amazonの無在庫転売は一時期、かなり流行しました。現在でも実践している方がいるかもしれません。しかし、初心者の方には無在庫転売はオススメできない手法です。
今回の動画では、無在庫転売をやってはいけない理由が解説されているので、初心者の方は参考にしてください。
無在庫転売とは
そもそもですが、無在庫転売って何ですか?
その名の通りなんだけど、在庫を持たずに商品を転売することよ。商品を売った後で、商品を購入して発送するの。
無在庫という形態は、他の業界でも見られます。例えば、パソコンメーカーのDellは、ホームページで商品を注文してから生産が始まり、約2週間後に商品が届く仕組みです。
Amazonの無在庫転売では、一度に何十万もの商品を出品し、注文が来たらその都度商品を購入して発送する手法が一般的です。手動で出品するのは時間がかかるので、APIなどを使ってツールで自動化します。
無在庫転売のメリットは、売れてから商品を買うので仕入れミスがないこと。売れたものだけを買うので、キャッシュフローが非常に良く、初期投資も少ないことが挙げられます。さらに、在庫リスクがなく、不良在庫になる心配もありません。こうしたメリットは初心者の方には魅力的に見えるかもしれませんね。
Amazonでは無在庫転売は規約違反
無在庫転売はメリットしかなさそう。やってみたいです。
だめよ。Amazonでは規約違反になるの。
Amazonの規約を無視して無在庫転売すると、Amazonから嫌われ、ビジネスが成り立たなくなる可能性があります。何十万もの商品を一度に出品すると、各商品の在庫状況を常に把握することは困難です。商品が在庫切れになっていたり、価格が変動していたりする場合もあります。その結果、販売後にキャンセルする可能性が多くなります。
お客様からすれば、注文した商品がキャンセルされるというのは非常に不快です。このような状況が多発すると、Amazonからのクレームが増え、アカウントが止まるリスクがあるのです。
Amazonから嫌われたらビジネスが終わってしまうことを忘れてはならないんじゃよ。
入金サイクルが変わったのでリスクが大きい
規約違反か~。でもうまくやれば何とかなりそうですけど。
それだけじゃないわ。Amazonの入金サイクルが変わったので、無在庫転売はリスクしかない手法になっているのよ。
以前は、Amazonは2週間ごとに入金を行っていました。例えば、売上が100万円だったら、その全額が入金されていました。しかし、現在は、売上の半分しか入金されません。これは、Amazonが新たに導入した「引当金」というシステムです。
引当金とは、売上の一部を一時的に引き留めることで、商品の不具合や出品者側の問題が発覚した際に、Amazonがお客様に対して迅速に対応するためのものです。このシステムは、無在庫の出品者が商品を出荷できない場合や、新品として出品した商品が開封品だった場合など、お客様に迷惑をかける可能性のある出品者を抑制するために導入されました。
引当金の導入により、売上全額がすぐに入金されるというメリットがなくなり、キャッシュフローが一気に厳しくなりました。また、アカウントが審査を受けると売上金の入金が一時的に止まることもあるので、無在庫転売はリスクが大きいと言えるでしょう。
無在庫転売のリスクは大きすぎる
ここまで、Amazonでの無在庫転売をオススメしない理由を紹介してきましたが、いかがでしたか。
無在庫転売で成功してきた人たちがいるのは事実です。しかし、それは、過去にうまく波に乗ってきた人たちであり、初心者が同じ手法を用いることはできません。過去のノウハウにだまされないようにしましょう。
動画では、初心者の方にとって無在庫転売がどれほどリスクが大きいか詳しく説明されています。
気になる方は、ぜひ動画をチェックしてみましょう。